クラシックカーラリーとは

公道クラシックカーラリーの最高峰とされる名高い大会として、イタリアで開催されるミッレミリアが挙げられますが、今日の日本でも、多くのラリーが開催されています。

ラリーでは通常、運転手であるドライバーと補佐役のコ・ドライバーが2人一組で参加します。
コ・ドライバーはドライバーを運転に集中させるため、ナビゲーションや競技の時間管理など、重要な役割を果たしています。ラリーにおいてはドライバーだけでなく、コ・ドライバーも主役と言えるでしょう。

またクラシックカーのラリーは、スピードではなく技術力を競い合います。

決められた区間を設定された時間でいかに正確に走行することができるかを競うPC競技では、自分のクラシックカーを正確に扱う技術力が試されます。

また、設定されたすべてのポイントで通過証明となるスタンプを押してもらい、全ルートを走り切らなければ受賞対象にはなりません。

その他、未公表のチェックポイントを設け、交通ルールの違反がないか等をチェックするシークレットチェックポイント(SCP)では、違反が確認されると減点となります。

クラシックカーラリーは、沿道の観衆の目を楽しませながら交通ルールを守って走り、自らも愛車との対話を楽しむレースです。

クラシックカーラリーとは クラシックカーラリーとは クラシックカーラリーとは

クラシックカーラリーの競技

PC競技とは

スピードを競わないクラシックカーのラリー。
本大会では「PC」という競技を、採用しています。
ここではPCについて解説します。

「PC」とはProve Cronometrateのこと。「線踏み競技」とも呼ばれるこの競技では「決められた区間を、設定時間にいかに近い時間で走行することができるか」を競い合います。

例えば、「PC1-8秒」と決められていたら、PC1という区間の走行時間が8秒に近ければ近いほど高いポイントを得られます。

PCの競技場には測定するためのラインが敷かれており、車輌がそのラインを踏んだ瞬間を1000分の1秒単位で計測します。設定時間との誤差が0秒なら1,000ポイント、1秒なら200ポイント、というように、誤差ポイントが加算されます。
PC競技は数十か所で行われ、最終的な合計ポイントにより、順位が決められます。

また、交通違反などがあった場合は、ペナルティとして獲得ポイントから大幅に減点されます。
コマ図

参加者に配られるルートブックにはどの区間を何秒で走るかが書かれています。この図はその一例。設定されている時間を意識して走行し、愛車をいかに正確に扱えるかが問われる競技です。

PAGE TOP